妊婦さんの葉酸摂取量は400μgと書かれている場合と、480μgと書かれている場合があります。
どちらかの情報は間違っているの?正しいのはどっち??という疑問が沸いてきますよね?
実はこの2つの数値は間違っているわけではありません。
勘違いが起きやすいですので、一度しっかりと整理しておきましょうね♪
目次
厚生労働省が推奨している葉酸摂取量とは?
妊婦さんの葉酸摂取量について厚生労働省が推奨しているのは
- 食事性葉酸から480μg
- 合成葉酸から400μg
この2つを推奨しています。
ですので、どちらかの数字の情報が間違えているわけではなく、どのタイプの葉酸の摂取について説明しているかで数字が変わります。(サイトの中には、しっかりと区別して説明している場合と、勘違いして混同して説明されている場合もありますので注意が必要です)
妊婦さんは、食事性葉酸から480μg。合成葉酸から400μg。をダブルで摂取しましょうね!!
食事性葉酸とは?
食事から摂取できる葉酸を「食事性葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)」と言います。
厚生労働省が推奨する妊婦さんの食事性葉酸(プテロイルポリグルタミン酸型)の摂取推奨量は480μgです。
食事性葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)は、利用効率が50%以下に減少してしまいます。
合成葉酸とは(モノグルタミン酸型葉酸)
合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)とは、工業用に開発された栄養補助食品などに配合されている葉酸のことです。
つまりサプリメントに配合されている葉酸のことです。
利用効率が高く約85%が吸収されます。
厚生労働省が推奨している400μgという量は、この合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)での摂取量になります。
合成葉酸摂取の上限は?
もちろん妊婦さんなら摂取すればするだけいいのかと言えば、そういうわけではありません。合成葉酸の摂取量は1000μg(1㎎)までと言われています。
多くても副作用のリスクがありますので、必要摂取量を守って利用していきましょうね♪
先天性疾患の神経管閉鎖障害リスクの予防に必須の葉酸は合成葉酸です!!
妊娠前・妊娠初期に葉酸摂取が必須と言われている理由である先天性疾患の神経管閉鎖障害リスクの予防に効果があると厚生労働省が推奨しているのは合成葉酸(サプリメントの葉酸)における効果です。
この予防のために葉酸サプリから400μgの葉酸摂取を推奨しています。
ぜひ摂取していただきたいサプリメントですね♪