妊娠初期・中期・後期の先天性トキソプラズマ症の感染率と症状は?

妊娠初期・中期・後期の先天性トキソプラズマ症の感染率と症状は?

妊婦さんがトキソプラズマ症に感染しても、必ず胎児に影響が及ぶわけではありません。胎児が先天性トキソプラズマ症に感染する確率と症状がどのようなものかは、妊娠初期・中期・後期で変わってきます。

※妊娠中にトキソプラズマに初感染した場合にリスクがあります。妊娠6か月前にすでに感染している場合は、胎児への感染の影響もありません。

※トキソプラズマ抗体があるかは産婦人科での血液検査で調べることができます。

妊娠初期に先天性トキソプラズマ症に感染する確率と症状

妊娠初期(妊娠14週前以前)の胎児への感染率は10%以下と低いです。しかし重症化しやすいです。

症状としては、

中枢神経系の発達に影響して、頭蓋骨の形成異常、頭蓋内の石灰化、水頭症、大頭症、脳室の膨大などを引き起こし、流産、死産、または出産後数ヶ月で死亡するか、精神運動障害が生じる場合が多い。神経症状としてひきつけ、緊張・弛緩、異常な反射が、そして成長不全や脈絡網膜炎などが見られる。

wikiより(https://goo.gl/EwpTDy)

妊娠中期に先天性トキソプラズマ症に感染する確率と症状

妊娠中期(15週~30週)の胎児への感染率は約20%です。妊娠初期よりは症状は軽くなりますが、後遺症が残ることもあります。

症状としては

4ヶ月以降の感染では、内臓、特に消化器系に影響が出る。黄疸、脾臓や肝臓の肥大、粘膜からの出血などが多く、しばしば予後不良となる。

wikiより(https://goo.gl/EwpTDy)

妊娠後期に先天性トキソプラズマ症に感染する確率と症状

妊娠後期(31週以降)の胎児への感染率は約60~70%と感染率は高くなりますが、症状は出なかったり、軽症ですむことが多いです。

症状は

伝染のリスクはあるが、比較的軽い症状となりすぐには気付かれないことも多い。早くに気付かれる症状としては、色素性の脈絡網膜炎、ひきつけや精神運動発達の遅れ、頭蓋の肥大などが上げられる。実際にはこのような症状が出ないで慢性感染に移行することが多く、数年たってから眼に病変が見付かって先天性トキソプラズマ症と診断されることもある。

wikiより(https://goo.gl/EwpTDy)

日本の赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症にかかっている確率は?

日本で生まれる赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症を発症して生まれる確率は約0.05%です。つまり10万人の赤ちゃんが生まれたとき50人が先天性トキソプラズマ症です。しかし、さらに症状が出ている赤ちゃんは約10%と言われていますので、5人です。

さらに、妊婦さんがトキソプラズマ症にかかっていることがわかれば、治療薬がありますので、それを服用することで胎児が先天性トキソプラズマ症に感染するリスクをさらに減らすことができます。(必ず予防できるわけではありません。)

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