「妊娠かも・・・」と、初めて産婦人科へ行こうと思っている方は、まずは受診される前に、最近ではほとんどの人が使用している市販の妊娠検査薬でご自分で調べてみましょうね。
調べるタイミングは生理予定日の1週間後以降からです。
目次
妊娠検査薬で陽性だったら・・・
妊娠検査薬で調べた結果「陽性」反応が出たら産婦人科を受診しましょう!!
(もちろん妊娠検査薬で検査せずに、すぐに産婦人科へ伺ってもいいんですよ。)
※妊娠検査薬は「陽性」か「陰性」かを調べるだけで、きちんと受精卵が子宮内に着床している正常妊娠かどうかがわかるわけではありません。陽性の判定が出たら必ず産婦人科で正常妊娠かどうかを確認してくださいね。
妊娠確定するタイミングは?
子宮内に胎のうと呼ばれる赤ちゃんが入っている袋が確認できた状態を「妊娠判明」といい、
さらに胎のう内の胎芽・胎児の心拍が確認できると妊娠確定となります(およそ6~8週目)
産婦人科に行くタイミングは?
妊娠検査薬で陽性反応が出たタイミングで産婦人科を受診してみましょう!!
妊娠検査薬で陽性の判定が出て、産婦人科を受診すると子宮の中の状態によって、1~2週間後の「再診」か、「判明」か、「確定」かを言い渡されます。
※妊娠確定は2回目の受診で、というパターンが多いようです。
再診とは??
再診と言われても不安がらなくて大丈夫です。再診というのは何か問題があったからではなく、陽性反応があってもまだ胎のうが確認できない状態で受診されたというだけのことです。
再診の場合は、医師から「1週間後に来てください」「2週間後に来てください」などと指定されますので、その時にもう一度受診してくださいね。
陽性でも妊娠ではないパターン
妊娠検査薬で陽性判定が出ても妊娠ではない場合もあります。
以下、代表的な3つを紹介します。
子宮内に着床できなかった
初期流産やケミカルアボーション(化学流産)と言われるもので、受精卵が子宮内に着床できなかったためいつも通りに生理が来てしまいます。
医師の処置も必要ありません。
子宮外に着床
いわゆる子宮外妊娠というものです。
医師の処置が必要になります。
腫瘍やホルモン投与の関係
hCGを産生する腫瘍があったり、治療でホルモン薬を投与している場合などに陽性判定が出るときがあります。
産婦人科の初診料はいくらくらい?
妊娠は病気ではありませんので基本的には保険適用外になります。
そのため全額負担になります。
費用は産婦人科によってまちまちですが3000円~20000円くらいだといわれています。
初診の内容って
産婦人科の初めての診察は緊張しますよね(>_<)
なるべく緊張を和らげるためにも先に診察内容を知っておきましょう!!
尿検査
市販の妊娠検査薬と同じように尿中のhCGを調べて陽性か陰性かを判定します。
超音波検査
膣の中に入れるタイプの超音波プローブを使用して、子宮内の胎のうの状態を確認します。
内診
膣内に指を入れ、もう片方の手をおなかに当てて子宮の位置やかたさ、かたち、卵巣の腫れなどを診断します。
膣鏡という器具を挿入し膣や子宮頚管に異常がないかの診察もします。
時系列でみる妊娠確定までの流れ
妊娠5週
妊娠検査薬を使用するタイミングです。
妊娠5週は、生理周期が28日の人であれば生理予定日を1週間過ぎたころですよね。
ということは生理が1週間遅れている状態ですね。
排卵にずれがなければ胎のうが子宮内にできてhCG値も上昇しているころです。
市販の妊娠検査薬はこのタイミングで使用します。
妊娠6週目
産婦人科を受診して妊娠判定を受けられます。
妊娠検査薬で陽性の判定が出たら産婦人科を受診します。
妊娠6週は、胎のうが確認できるころです。
早い人なら胎芽心拍も確認できます。
※生理周期にずれがある人はまだこのタイミングでは胎のうが確認できない時もあります。
妊娠6週~8週
お医者さんから妊娠確定の判定を受けられます。
超音波検査で胎芽・胎児の心拍まで確認できると妊娠確定となります。
個人差はありますが、妊娠8週前後に心拍が確認でき妊娠確定となるケースが多いです。
妊娠確定したら母子手帳をもらいましょう!!
妊娠が確定したら、母子手帳をもらいに行きましょう!!
お住いの自治体に妊娠届を提出して母子手帳をもらいます。
※詳しい手続き方法は各自治体で違います。
母子手帳と一緒に妊婦検診の助成票が交付されますのでなくさないように一緒に保管してくださいね♪
まとめ
初めての妊娠の場合は、不安とワクワクが入り混じった複雑な感情になると思います。
陽性判定が出てから「妊娠確定」と分かるまで長い人では1月ほどありますので、なるべくいつも通りリラックスした生活を心がけてくださいね♪